「おいぬさま特別便」の誕生
製造販売を行っている株式会社CORESCOのドッグフード事業部。
会社代表の古森 剛とそのファミリーには、「三男」と呼ばれる柴犬(れん君)がいます。れん君は、コロナ禍が最初の山場を迎えていた2020年のゴールデンウィークに古森家にやってきました。以来、すっかりファミリーの一員となっています。
古森家に来てしばらくすると、れん君にはアレルギーの症状が出始めました。かなり高価で良質なドッグフードを食べさせていたのですが、何かの成分があわなかったのかもしれません。
そんな中、代表・古森は趣味の釣りが高じて、れん君向けに手作りフードを作るようになりました。フードプロセッサでしっかり挽いて、丁寧に調理して。骨アラは水煮にして上質なスープに。れん君は大喜びで、文字通り飛び跳ねて喜んでくれました。
そして、このフードは原料トレーサビリティがとっても高かったのです。海から上がってきた瞬間から自分で見ていましたから、新鮮で安心。食事が良くなったせいか、れん君のアレルギーも軽快していきました。
これが、古森家における手作りドッグフード製作の発端です。
その後、あまりにもれん君に好評なため、ワンちゃんがご家族にいる友人・知人におすそ分けしたりして、さらなる好評・反響を頂きました。
このフードを、もう少し広い範囲のワンちゃんとそのご家族のもとに届けられたらいいな…。ふと、そんなことを思ったのが2021年の夏頃。
その秋には株式会社CORESCOの中にドッグフード事業部を設立。代表・古森がその美しい海に魅せられて毎月のように釣りに通い、古森家の長男かつ当社取締役(D)の移住先でもある長崎県の壱岐島に、ドッグフード事業のマザー拠点が産声を上げました。
急ピッチの立ち上げ作業を経て、同年12月には初の正規サンプル頒布。 そして2022年1~3月期からお客様の数を限定しつつ「おいぬさま特別便」の販売が走り始めました。
その後、徐々に拠点整備などを進め、製品の設計や製法の工夫、安全・品質管理の継続的取り組みなどを重ねて今日に至ります。零細規模の手作り事業ですが、心をこめて取り組んでおります。